保育士になるには!年収や必要な資格をご紹介!

保育園 転職

働くお父さんやお母さんにとって、なくてはならない保育園。
保護者に代わって生活全般のお世話をしてくれる保育士は、社会的にも重要な職業と言えます。
今回、そんな保育士のお仕事をご紹介します。

保育士になるには:仕事内容

・乳幼児のお世話

保育士は働く保護者に代わって、子どもの身の回りのお世話をします。
食事や睡眠、排泄や清潔さなどがあげられ、基本的な生活習慣を身につけられるようにします。
また他の子どもたちとの集団生活の中で社会性、自立心、感性を育て、心身ともに健康を促し、発達をサポートする役割もあります。
遊びを通してルールを認識させたり、お友達を思いやる気持ちを育てたりと、子どもの成長にとって重要な役割を担っているのです。

・保護者への対応

お便り帳などを通して、子どもの日中の様子や活動内容を伝えます。
普段の子どもの様子などを聞いて、専門的な立場から育児のアドバイスをすることもあり、園や保育士とコミュニケーションを取れるような環境作りも重要な仕事です。
また毎月園便りやクラス便りを作成して、行事などのスケジュールを周知します。

事務作業


・イベント運営

保育園では運動会や発表会など、保護者に普段の保育の成果を披露する重要なイベントがあります。
企画や準備、実行などを保育の仕事と並行して進めるので大変ですが、成長を感じることができる大切な思い出となるでしょう。
また入園式や七夕会、ハロウィンやクリスマス会といった、春夏秋冬にあわせた季節ごとの行事もあり、雰囲気を出すために制作物で環境作りもします。
その他、毎月のお誕生日会や避難訓練、お弁当会など、保育園はイベントや行事が盛りだくさんです!

・地域行事

保育園によっては、地域の介護施設や老人会などに行き、地域貢献活動をしていることがあります。
子どもとお年寄りが触れ合うことで両者に様々な刺激となり、普段の生活では中々得られない貴重な体験となるようです。

ハート

保育士になるには:年収

保育士の平均年収は地域によって差がありますが、およそ340万円前後となっています。
勤務経験や勤続年数、役職などでも収入は変わり、園によっては勤続年数が長くなると給与アップがペースアップすることもあるようです。
また、慢性的に続く保育士不足解消のため政府や自治体が、給与の改善や補助金の支給といった施策を進めているので、今後平均給与が上がることが期待できます。

保育士になるには:必要な資格

保育士には、保育の専門的な知識や技術のほか、保護者への対応・支援などの専門性も求められます。
そのため保育士試験を受けて、国家資格である保育士資格を取得する必要があるのです。
保育士試験は前期と後期に分かれており、前期の筆記試験に全科目合格した方が後期の実技試験に進めます。
筆記・実技ともに合格したら、都道府県知事委託保育士登録機関の登録事務処理センターに登録して、晴れて保育士となることができます。

保育士になるには:資格を取得するルート

・大卒または短大卒

学校教育法に基づいた大学や短大を卒業している場合、学科・学部に関係なく受験資格があります。

・大学に在学中または中途退学

所定の単位以上を習得している、または習得が見込まれていると、受験資格があります。

学校

・専門卒

学校教育法に基づいた専門学校を卒業しており、その課程が修業年限2年以上であれば、学科に関係なく受験できます。
※1996年3月31日以前に高校の保育科を卒業している場合は、受験資格があります。

・高卒

1991年4月1日以降に高校を卒業している場合は、児童福祉施設で2年以上・2880時間以上の実務経験を経て受験資格を得ることができます。
ただし、それ以前に高校を卒業している場合は、無条件で受験資格があります。
※1996年3月31日以前に高校の保育科を卒業している場合は、受験資格があります。

卒業

・中卒

児童福祉施設で5年以上、または7200時間以上の実務経験がある場合受験資格があります。

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保育士になるには:勤務先

保育士の勤務先は保育園のほかにもあります。
勤務先によって働き方も変わるので、ライフスタイルに合わせて選択することができるでしょう。

・保育園

保育士の多くが働く保育園。
主に0歳児~6歳児までの子どもを保育し、年齢に応じた活動計画をたてて発育・発達を支援していきます。
子どもの成長を身近で感じることができ、やりがいを感じることができるでしょう。

保育園


・病院

病院によっては、病気やケガで入院した子どもを保育する病棟保育士が駐在している施設があります。
0歳~18歳までの幅広い子どもを対象に、遊びや学習支援といった入院生活を前向きに過ごせる保育をします。
また、付き添い入院をしている保護者が入浴やお手洗いなどで一時病室を離れるさいに、代わりに子どもを見守る役割も。
病棟保育士が駐在している病院は、比較的大きな施設であることが多いので、待遇や福利厚生が整っている魅力があります。

・保育園以外の児童福祉施設

保育園以外にも、保育士を必要としている児童福祉施設があります。

・助産施設
・乳児院
・母子生活支援施設
・児童養護施設
・児童厚生施設
・児童心理治療施設
・障がい児入所施設
・重度心身障がい児施設

施設によって保護者のいない子どもを預かる施設や、軽度・重度の障がいを持っている子どもを保育する施設があります。
また就学後の児童のお世話や生活の指導をおこなう施設もあるので、保育園で務める保育士とは仕事内容に違いがあるでしょう。

施設

保育士になるには:まとめ

いかがでしょうか。
社会的に重要なお仕事である保育士は、特に人手不足が問題となっている職業でもあります。
しかし働き方や待遇の改善も進んでいるので、ワークライフバランスを大切にしたい方にもおすすめです。
子どもが好きで柔軟な働き方をしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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