給食センターの仕事とは!給料や夏休みについてもご紹介!

メリット 転職
給食

日本人のほとんどの方がお世話になったであろう、給食。
給食ならではの懐かしい美味しさは、大人になっても時折食べたくなる思い出の味ですよね。
今回は、そんな給食を作る給食センターの仕事とはどのようなものか、給料や夏休みはどうなるのかをご紹介します。

給食

給食センターの仕事とは:給食センターの概要

給食センターとは、主に学校給食を共同で調理して提供する施設です。
保育園や幼稚園(こども園)小学校や中学校に提供するのが一般的ですが、一部の高校や大学の食堂でも給食の求人があります。

また、保育園や幼稚園(こども園)では園内に独自の調理場を設けている施設も多いので、基本的には小学校・中学校に給食を提供している施設となります。

給食センターの仕事とは:仕事内容

・食材の検品

食で子どもたちの健康を管理する学校給食センターでは、高度な衛生管理が求められます。
そのため業者から受け取った食材などはきちんと検品して、異物が入っていないか賞味期限や温度は適切かチェックしています。

食材

・下処理、カット

下処理は、基本的に野菜から切っていきます。
洗浄や下味をつける作業、下茹でなどで味や食感、色彩などを損ねないように注意し、美味しく食べられるように処理をおこなっているのです。

・食器類の準備

クラスや学校ごとに食器が違う場合が多いので、それぞれに合った食器を準備します。

食器

・調理

下ごしらえした食材や汁物などを調理していきます。
出汁を取ったり炒め物、炊飯や成型など、献立に沿って調理します。

・検食

調理が終わったら、各施設の責任者が検食します。
献立の内容や栄養、量や味などをチェックし、万が一異常があった場合は給食の提供を中止しなければなりません。
検食後は検食簿に記録をつけて、品質の安全と改善に役立てます。

検食

・配缶

学校やクラスに合った分量で配缶します。
施設によっては1,000食以上の給食を調理する場合もあるので、正確に分量をチェックします。

・運搬

学校に運搬します。
給食時間に間に合うように時間厳守が基本です。

運搬

・食器や調理器具の洗浄

万が一食中毒などがおこると数百人規模の子どもたちが犠牲になるので、食器や調理器具の洗浄もマニュアルに沿って丁寧におこないます。

給食センターの仕事とは:正社員とパートの違い

・正社員

給食センターで正社員として働くには、調理師免許や栄養士免許が必要になります。
基本的に調理はこれらの資格を持った正社員がおこない、給食の提供後は書類の記入もおこないます。

正社員で入社した後は、調理主任、施設の責任者やエリアマネージャーといったキャリアアップも可能です。

また学校給食調理員になってから実務経験を8年間積むと、給食用特殊料理という専門調理師資格の受験資格を得られます。

調理

・パート

調理師免許や栄養士免許を持っていない場合でも、パートとして勤務することが可能です。
調理補助として食材の下処理やカット、配缶作業などを担当するので、料理に自信がない方でも働けます。

またパートで勤務した場合でも、実務経験が2年以上あると調理師免許の受験資格を得られるので、正社員として働くことが可能です。

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給食センターの仕事とは:給料

・正社員

給食センターで正社員として働いたさいの給料は、役職によって大きく変わります。

社員18万円~23万円前後
責任者23万円~30万円
エリアマネージャー30万円~40万円


また会社によってはボーナスの支給や有休消化率の高さ、残業がほとんどないなどの施設もあるので、好条件の職種と言えます。

給料

・パート

給食センターのパートの給料は、平均時給が1000円前後とされています。
残業もほとんどなく、献立の内容によっては途中休憩があることも。
2年以上働くと調理師免許の受験資格を得られるので、働きながら学びたい方にもおすすめですよ。

また夏休みや冬休みといった学校が長期休暇のさいも、会社によっては研修をうけると給料が発生するケースがあるので安心です。

給食センターの仕事とは:メリットとデメリット

・メリット

給食センターで働くメリットは、やはり学校のスケジュールに合わせて働けるということでしょう。
土日祝日や長期休暇など、子どもが休みの日は基本的に仕事も休みなので家庭と両立したい方におすすめです。

また施設によっては給食をまかないとして食べることができるので、栄養士が考えた調理方法や味付けを体感的に学ぶことができます。

メリット

・デメリット

デメリットとしては、労働環境の過酷さにあるでしょう。
加熱調理などで夏場は暑くなることはもちろんのこと、常に換気をする必要があるので冬場は厳しい寒さになります。
しかし最近の施設は空調設備が整っているため、以前よりは環境が改善されたようです。

また数百人の給食を一気に調理するので、重労働な職種と言えるでしょう。

給食センターの仕事とは:夏休みはあるの?

給食センターは基本的に学校のスケージュールに合わせて稼働するので、土日祝日が休みです。
また夏休みや冬休み、春休みといった学校の長期休暇期間は調理員も休みになる場合があり、子どもに合わせて働きたいという方も安心です。

しかし正社員で働く場合、長期休暇中に大がかりな清掃をおこなったり書類の整理、研修などの業務があるので、通常通り出勤ということも。
また委託会社に勤務しているケースでは、会社がほかで契約している社員食堂や寮といった勤務先に振り替えて出勤する場合もあります。

給食センターの仕事とは:まとめ

いかがでしょうか。
勤務時間や福利厚生などで人気の職種、給食センター。
正社員として働くには資格が必要ですが、パートから始めると特別な資格も必要ありません。
実務経験を積めば資格を取ってキャリアアップも可能なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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